受験をさせると決めて通塾を決めた親、受験はさせないけれど通塾を決めた親、そして、塾へ行かないで親がとことんつきあうと決めた親。どの親にも共通することは、とにかくわが子の能力を信じることです。その子にはその子のもつ、誰にも負けない能力があるのですから。それを、まわりの情報に振り回されて、子どもをコントロールしようとしすぎてはいけません。親が子どもをコントロールしすぎてしまうのは、怖いからです。お母さんは幼いときから、子どもによかれとあれやこれやと子どもをコントロールしてきたはずです。しかし、子育ては母親が考える方向とは思いもよらないところへ進んでいくものです。自分の手の中におさめておかないと目的が達成できないのではないかと思ってしまい、どんどん怖くなるのです。たとえば、こんなに教えても算数の問題を理解できない。受験に失敗するんじゃないか。こんなに本を読まないと国語がどんどんできなくなるのではないか。大人になってどうするのだろう。今、この教材が解けないとダメだって塾の先生に言われたのに、できてない。どうしよう。今からこんなにできなかったら受験校に全部落ちてしまうかも……なんてわけのわからない不安が親にどんどんのしかかってくるのです。そして、その不安との闘いで募ったイライラを子どもにぶつける。罵声となり、彼らを傷つける言葉になるのです。そして、「お母さんはこんなに考えているのに!」と、もっとコントロールしようとする。でも、それがいけないのです。マイナスの心で子どもをコントロールしようとすればするほど、子どもはちがう方向へ行ってしまいます。
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