現行関連法規を厳密に解釈すれば、外国人や外国資本の放送事業への参入は、きわめて限られているのだが、通信や、複合的な媒体世界をつくるマルチメディアについては、必ずしも明確な制限規定はないうえ、放送と通信の境界も溶融する産業状況が出現しているため、残るは、国際的なマルチメディアのメガ・コンペティションー産業の情報化をめぐる国際競争においてどれだけ有利なポジションを確保するか、という関心からだけ、ものが考えられ、その国に存すべき放送に関する規律というものに対する考え方は放擲されたままになっているというのが、90年代末から21世紀初頭にかけてのメディア界の現実なのだ。このような日本のマスメディアが、このような流動的な政策状況に対して、自己のアイデンティティーを守り発展させる立場から、新たな制度の確立を求める明確な主張を提起しているのかといえば、必ずしもそのようなことにはなっていないのが、もう一つの現実である。上映時間38分の超短編映画『FURUSATO-宇宙からみた世界遺産』のストーリーは脚本家小山薫堂さんが書き下ろしたもの。彼はオレンジ・アンド・パートナーズの社長であり、デザインで名のある大学の講師も務める。
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小山薫堂さんのメッセージ