女性の性器に対して行われる美容外科手術としては小陰唇の手術と腔の縮小があります。またまれにクリトリスの埋没に対する手術が行われます。最も多い手術が小陰唇の手術です。これは小陰唇肥大と呼ばれるものですが、小陰唇が大きすぎるのを平坦にする手術です。左右の大きさが異なるというような悩みの場合もあります。この手術は単純に出ている部分を切り取るだけできれいな形にすることができます。糸は通常とけるものを使いますから後の通院も特に必要ではありませんが、完全にとけるのに1ヵ月以上かかるので、気になる場合は手術から2週間目頃に抜糸をするようにします。キズは全くといっていいほどわからないくらいにきれいになります。また感覚の点でも問題を残すことはありません。腔の縮小という手術も行われています。従来は糸を全周に縫合して締め付けるような手術が行われてきました。しかし糸がゆるんできたり切れたりすることもあり、効果の点では確実さに欠けるというところがありました。私が最も安全で効果の点でもよいと考えているのは、脂肪の注入です。脂肪注入は注入した量が3〜4割に減ってくるので、必要量より少し多く注入を行います。しかしあまり大量の注入を行うことはできませんから、場合によっては追加の注入が後で必要になることがあります。キズとしては針の穴だけなので神経などを損傷する心配もなく、安全な手術ということができます。