受験教育に取り組んでおおよそ三十年

2011.07.13

受験教育に取り組んでおおよそ三十年。数え切れないほど受験生と接してきました。一生懸命勉強している割に成績がアップしない子。さほどガリ勉型に見えないのに、試験の成績がいつも良い子……。受験生といっても、実にさまざまです。長年、受験生を見てきて一つ、成績と密接に連動している事柄に気づきました。何かといえば、ノートの取り方です。「そんなことか……」といわれそうですが、ノートの取り方は意外なほど成績を左右します。受験生にとって極めて重要なテクニックにもかかわらず、受験生、講師やスタッフに尋ねても百人が百人、「取り方なんか、教えてもらったことも教えたこともない」と答えます。それ故に、子供たちのノートの取り方もまちまち。私は、授業中のノートの取り方が、試験結果に反映されていることに気づきました。板書もきちっと書き写さず、漠然と先生の話を聞いているだけ。話が横道にそれたときだけ、興味を示す子は、成績も下位です。成績中位の子は、板書の写しに夢中のあまり、先生の話を聞くのがおろそかで、印象に残った単語だけを走り書きするタイプが多い。あとでノートを見返しても、授業の流れや重要項目の論点や要点が記されておらず、どんな授業だったのか再現できない。結果、試験でも何かが抜け落ちているなど、いつもケアレスミスをしています。