「因果関係」でつなげても覚えやすくなります。つまり「原因」と「結果」の関係です。たとえば、地理で自然地形を覚えるときのことを考えてみましょう。テキストには以下のように、山脈なら山脈、川なら川、平野なら平野と分けられていることが多いかと思います。
「地理第1回」山脈
夕張山地、奥羽山脈、越後山脈、木曽山脈、中国山地、筑紫山地……
「地理第2回」川
石狩川、利根川、信濃川、熊野川、吉野川、太田川、筑後川……
「地理第3回」平野
石狩平野、庄内平野、関東平野、大阪平野、広島平野、筑紫平野……
しかし、山脈なら山脈、川なら川、平野なら平野と分けて覚えても、なかなか覚えられません。なぜなら、こうした分類は、人間にとっては「機械的分類」であり、覚えにくいからです。私たちが覚えなければならないことは、しばしばこうやって「機械的分類」でまとめられています。だから、そのまま覚えようとすると、たいへんな労力がかかってしまいます。そこで、覚えなければいけないことを「機械的分類」から「自然的分類」へとまとめ直していくことが必要になります。その「自然的分類」のひとつが、因果関係のつながりでクルーピンクする方法です。たとえば、さまざまな地形ができていく過程には、次のような因果関係の流れがあります。
湿気のある風が「山」にあたる→その結果、雲ができて「山」に雨が降る→雨は低いところに向かって流れはじめ、「川」をつくる→「川」は土砂を運びながら流れ、河口に「平野」をつくる→「平野」のあるところに「街」ができる
この因果関係を使って「奥羽山脈→北上川→仙台平野→石巻」「越後山脈→利根川→関東平野→銚子」「四国山脈→吉野川→徳島平野→徳島」というグループをつくり、ひとまとまりで覚えていくのです。こうやって因果関係でつなげていくと、非常に覚えやすくなります。このとき、せっかく因果関係でつなげたのですから、それぞれのグループを覚えるときには、その原因と結果をしっかりとイメージしながら覚えるようにしましょう。